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人口統計で見える佐良浜の課題3

まちづくり

やびとんな、わいてぃかないよぉんな?

人口統計から見える佐良浜の課題として、以下の3つを提起しました。

1.子どもの生活環境・学習環境の課題

2.子育て世代流出の課題

3.高齢者の生活環境の課題

そして、今回は「3.高齢者の生活環境の課題」について考えてみます。

佐良浜(池間添+前里添)に住む高齢者といわれる、65歳以上老年人口は、令和2年の国勢調査で1,059人で、老年人口割合は44.5%と、ほぼ二人に一人が高齢者となっており、今後もさらなる上昇が予想されます。

佐良浜に住む約半数の方が65歳以上という現状から、高齢者の方の生活環境に目をむけない訳にはいきません。

高齢者の単身世帯のデータについて最新のものが公表されていないので、令和元年9月28日の宮古毎日新聞の記事から引用させていただきます。

 

以下、引用抜粋

市高齢者支援課によると市内65歳以上の高齢者の単身世帯は2019年8月末現在で4807世帯と5年前の14年度の3616世帯より1191世帯増加した。高齢者単身世帯は年々増加傾向にあり、市では地域での支え合いや老々介護のリスクなどが高まっているとしている。

 高齢者単身世帯を地域別で見ると平良2734世帯(14・9%)、城辺738世帯(24・7%)、伊良部702世帯(38・1%)、下地346世帯(23・5%)、上野287世帯(13・8%)で、最も比率の高い伊良部地区では約4割となっている。 引用抜粋終わり

 

佐良浜地区の正確な数値はわかりませんが、令和元年8月末時点で、伊良部地区の高齢者の単身世帯は38.1%に上っていることから、4割程度は高齢者の単身世帯と考えてもよさそうです。

高齢者の方の生活で困るのは以下のものが考えられそうです。

・家庭内での介護や医療費の増加。

・買い物や草むしり、掃除、家具の移動、粗大ごみの処分等の日常生活における不便。

・単身者の場合、持病の悪化や転倒等の緊急時における発見・対応に不安。

あげればキリがなさそうですね。

それでも、近くに子どもや親せきの方が住んでいて、何かとサポートしてもらえる状況にある方はまだ心配は少ないでしょう。

問題なのは、近くに子どもや親せきがおらず、なかなかサポートが届かない高齢者の方々のケースですよね。

 

もちろん、これらのサポートは行政の仕事でもあります。

しかし、地域として何かサポートできる仕組みがあれば、高齢者の方々の生活環境が向上するわけで、

ひては、昔の歌や、伝統行事、方言等を次の世代に伝える機会が増えるのではないでしょうか。

 

ということで、高齢者の方の生活環境を向上させるために、地域としてサポートしていく仕組みが必要だという課題が見えてきました。

 

次回からは、人口統計から見えてきた佐良浜の課題を、どのように解決していくのか、わたしなりの考えや、現在行っている活動をご紹介していきます。

 

それでは、あちゃんかい。