神歌×まちづくり×NFT WEB3.0時代の新しい世界観のつくりかた

「まちづくり」ってどういうこと?

まちづくり

やびとんな、わいてぃかないよぉんな?

前回までで、佐良浜の現状とその課題について明らかにし、地域の課題として、以下の3つを提起しました。

1.子どもの生活環境・学習環境の課題

2.子育て世代流出の課題

3.高齢者の生活環境の課題

 

そこで、今後は、この地域の課題を解決するための、わたしなりの佐良浜のまちづくりについて提案したいと思います。

 

ただしその前に、「まちづくり」とはよく耳にする言葉ですが、何をもって「まちづくり」と呼ぶのでしょうか。

新しい道路を通したり、立派な庁舎や公園をつくることが「まちづくり」なのでしょうか。

当然、インフラ整備は生活の基盤になるものですから、大切な「まちづくり」の一部であることは間違いありません。しかし、箱モノ行政などと揶揄する言葉があるように、公共工事だけ発注していれば「まちづくり」ができるわけではないということは、皆さんもご納得いただけるでしょう。

わたしの考える「まちづくり」とは、

地域の核となるテーマを決め、そのテーマに基づいた事業に対して地域で投資をし、獲得した利益をさらに地域に再投資し、地域内での経済循環を作り出し、より競争力のあるエリアに成長していくことだと考えています。

 

何のことか、さっぱりわかりませんよね。

でも大丈夫です。いまは、とっても便利な世の中で、なんでもインターネットで調べることができます。

内閣府がやっている「RESAS – 地域経済分析システム」という、とても便利なサイトがあるんです。

日本全国、各地域の経済関連データが、瞬時にグラフ化され、しかも無料で使えてしまう。データマニアにはたまらないサイトです(笑)

RESASの地域経済循環図によれば、2018年の宮古島市の地域経済循環図は以下の通りです。

以下の通りですっていわれても、意味がよくわからないですよね。

わたしもよくわかりません(笑)&(涙)

 

一番注目すべきところは、「支出」のところで、稼いできたお金を、地域外に向けて消費してしまうことなんですね。

つまり、宮古島市でいえば「所得からの支出」が2,414億円なのに対して、「支出から生産への還流」が1,680億円になっていて、734億円も地域の外に流れ出てしまっているということです。

この地域の外に流れ出してしまうお金の流れを、地域内で循環させる仕組みをつくっていくことが「まちづくり」と呼べるのではないでしょうか。

文章だけではわかりにくいと思いますので、株式会社価値総合研究所が公表している地域経済循環の悪循環パターン①~③を張り付けておきます。よかった、ご覧になってください。産業によって若干の違いはあれど、ご自身の従事されている産業がいずれかのパターンに陥ってはいないでしょうか?

より詳しくお知りになりたい方はこちらをどうぞ

→出典:株式会社価値総合研究所「地域経済循環分析について

 

とにかく、わたしの考える「まちづくり」とは、

地域の核となるテーマを決め、そのテーマに基づいた事業に対して地域で投資をし、獲得した利益をさらに地域に再投資し、地域内での経済循環を作り出し、より競争力のあるエリアに成長していくことだということをお伝えしました。

ということで、次回は、地域の核となるテーマとその事業についてお話ししていきます。

それでは、あちゃんかい。